しあわせる力 : 禅的幸福論
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書誌事項
しあわせる力 : 禅的幸福論
(角川SSC新書, 089)
角川SSコミュニケーションズ , 角川グループパブリッシング (発売), 2010.1
- タイトル読み
-
シアワセル チカラ : ゼンテキ コウフクロン
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注記
第4刷(2012.10)の発行: 角川マガジンズ
内容説明・目次
内容説明
自殺者が3万人を超えて久しい。これは、すべてを因果律で考え、あらかじめ想定した未来に向かってまい進することを良しとし、物事が予定どおり進まないことを悪と考える現代の日本社会が生んだ歪みであろう。「最大多数の最大幸福」という西洋的な考え方が世の中に跋扈し、もっと早く、もっと便利に、もっと豊かに…という欲望の坩堝に入ってしまっている日本人。本来、日本人はもっと偶然を楽しみ、人との関係性を大切にし、その関係性の中でしあわせを感じていた。生きることに息苦しさを感じている人に贈る一冊。
目次
- 第1章 日本人本来のしあわせ観とは(「しあわせ」はいつから「幸福」になったのか;機心の発生 ほか)
- 第2章 システム化によって失われゆく日本人らしさ(シルバーシートが奪ったもの;システム化するということは心が死ぬこと ほか)
- 第3章 なぜ日本人はしあわせと思えないのか(「私」を結びすぎた「個性」;「私」ができると、「汚い」も生まれる ほか)
- 第4章 禅が考えるしあわせ(仏教が開発した「私」をほどくための方法;言葉で説明しない東洋の宗教 ほか)
- 第5章 息苦しいいまを生きるために(七癖が転じた七福神;七福神という集団がしあわせを作る ほか)
「BOOKデータベース」 より