ミクロコスモスから環境へ
著者
書誌事項
ミクロコスモスから環境へ
(交響するコスモス / 中村靖子編著, 下巻 ; 脳科学・社会科学編)
松籟社, 2010.3
- タイトル別名
-
脳科学・社会科学篇「ミクロコスモスから環境へ」
脳科学社会科学編 : ミクロコスモスから環境へ
- タイトル読み
-
ミクロコスモス カラ カンキョウ エ
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注記
各章末に文献あり
各章執筆者: 大平英樹, 畝部俊也, 佐藤徳 [ほか]
内容説明・目次
内容説明
小さな有機体宇宙としての人間は、自らを取り巻く世界=環境をどのように認知し、それとどのように関わりあっているのか。異種多様な分野の研究が集い、響きあいながら、人間と環境をめぐる思考に新たな地平を切り拓く。
目次
- 第4部 環境認知の出発点—自他の弁別と感情の自覚(言語表象から見た環境生成のメカニズム—インド思想の視座より;身体化された自己から言語制作される自己へ—共有表象と自他弁別;感情と身体—ジェイムズ、スピノザ、ダマジオ)
- 第5部 身体と意識の二重構造(レーテーのかなた—ギリシア神話における冥界のイメージの二元性;「観念的な」環境表象から「リアルな」環境表象へ—神経学者たちの人間観;機械論としてのジャクソニズムとフロイディズム—仮想中枢あるいは反中枢としての再帰性意識;感情のニュートラル・ネットワークにクオリアを—人工のクオリアに向けて)
- 第6部 社会的環境における人間(ネガティブ感情とともに生きる—ホモ・パティエンスとしての人間と社会;社会の変動と不安—『エフィ・ブリースト』を例に;こころの働きに関する脳研究—“うつ”の病因としての“こころ”と“環境”の相互作用について;反環境論—マクルーハンのメディア論をてがかりにして;クロノクロミーの森—時間と色彩の舞踏)
「BOOKデータベース」 より