アリストテレス『詩学』におけるミュートス概念
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書誌事項
アリストテレス『詩学』におけるミュートス概念
東京キララ社 , K&Bパブリッシャーズ (発売), 2010.2
- タイトル別名
-
アリストテレス詩学におけるミュートス概念
- タイトル読み
-
アリストテレス シガク ニオケル ミュートス ガイネン
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注記
参考文献: p184-197
課程博士論文「アリストテレス『詩学』におけるミュートス概念」 (学習院大学 2008年度) に若干の修正を加え刊行したもの
内容説明・目次
内容説明
世界最古の文芸批判の書ともいわれるアリストテレス『詩学』。その中でアリストテレスが一番注目している「ミュートス」という概念については、なぜアリストテレスはそれまで「神話」「伝説」を意味してきた「ミュートス」を「プロット」の意味で使うことができたのか、またアリストテレスが論じているミュートス概念とは実際何なのか、議論が絶えない。本書では、アリストテレス以前に使用された約800箇所をあたるなど、語義研究をふまえるという新しい手法を用いて、『詩学』におけるこの語が、どのような歴史的背景を背負った言葉であるのか、そしてその概念とはいかなるものなのかを解き明かしていく。
目次
- 第1章 『詩学』におけるテクスト内在的解釈の可能性(『詩学』におけるミュートス;従来の研究における解釈と訳語の問題 ほか)
- 第2章 ミュートスの歴史的変遷と語義を支える三つの特徴(ミュートスという語の構造;辞典によるミュートスという語の意味 ほか)
- 第3章 プラトンにおけるミュートス
- 第4章 プラトンからアリストテレス『詩学』へ
- 第5章 『詩学』におけるミュートス概念(「詩作」と「歴史」の問題;「歴史」の特徴 ほか)
「BOOKデータベース」 より