強欲資本主義の時代とその終焉

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強欲資本主義の時代とその終焉

森岡孝二著

桜井書店, 2010.4

タイトル読み

ゴウヨク シホン シュギ ノ ジダイ ト ソノ シュウエン

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注記

参考文献: 巻末pxv-xxii

内容説明・目次

内容説明

この30年余りのあいだに資本主義は大きく変化してきた。新自由主義の政策イデオロギーが現実政治に浸透した国々では、金融と雇用の規制緩和が進み、それがアメリカ主導のグローバリゼーションと交錯して、ファンドマネーが世界を駆け巡る「株主資本主義」の時代が出現した。それとともに戦後、長らくつづいてきた安定的な雇用関係が崩壊し、労働者の状態はまるで19世紀に逆戻りしたかのように悪化した。本書ではこうして出現した時代を「強欲資本主義」と呼んでいる。「強欲資本主義」と化した現代資本主義の“現代性”と“多面性”を労働と消費の視点から明らかにし、ポスト新自由主義の新しい経済社会を探求する。

目次

  • 現代とはどんな時代なのか
  • 第1部 現代資本主義の全体像と時代相(現代資本主義論争によせて;現代資本主義の現代性と多面性;雇用関係の変容と市場個人主義;株主資本主義と派遣切り)
  • 第2部 日本経済と雇用・労働(バブルの発生・崩壊と一九九〇年代不況;悪化する労働環境と企業の社会的責任;労務コンプライアンスとサービス残業;非正規労働者の増大と貧困の拡大)
  • 新しい経済社会のあり方を求めて

「BOOKデータベース」 より

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