昭和、あの日あの味
著者
書誌事項
昭和、あの日あの味
(新潮文庫, 8944,
新潮社, 2010.5
- タイトル別名
-
あの日、あの味
昭和あの日あの味
- タイトル読み
-
ショウワ アノ ヒ アノ アジ
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注記
「あの日、あの味」(東海教育研究所 2007年刊)の改題
内容説明・目次
内容説明
誰にでも忘れられない味がある。そしてその味は、懐かしい風景を蘇らせてくれる。食糧事情が悪化した戦時中、給料をはたいて鶏の唐揚げをむさぼった幸福感。輸送船の甲板で口にした大和煮の缶詰のうまさ。戦後、洋菓子店に並ぶケーキへの憧れ。台風取材の合間に食べた炊出しのおにぎり。時々無性に恋しくなる母のいなりずし…。66人の食の記憶で紡がれる昭和史。
目次
- 「食うこと」が大変な時代があった—戦前・戦中の記憶から(昭和元年〜二十年)(ツンと鼻をつく刺激臭(井出孫六(作家));塩鮭と粕汁(常盤新平(作家)) ほか)
- 復興を支えたそれぞれの食事情—敗戦後の困難の中で(昭和二十年〜三十年)(黄色い夏ミカン(白井佳夫(映画評論家));運命のおでん(やなせたかし(漫画家・絵本作家)) ほか)
- 「生活」が変わったあの時期に…—高度経済成長前後を挟んで(昭和三十年〜四十年)(卵とマーガリンの頃(村田喜代子(作家));パンにバター(赤瀬川原平(作家・画家)) ほか)
- 豊かな国の「表」と「裏」で—「食うには困らぬ時代」だったが(昭和四十年〜六十四年)(池袋の原宿ドッグ(泉麻人(コラムニスト));はじめはフランスパン(高橋洋子(作家・女優)) ほか)
- 忘れられない“異文化の味”—食の世界の広がりを知って(サゴ椰子の味(大石芳野(写真家));カイバル峠の羊肉バーベキュー(吉田ルイ子(フォトジャーナリスト)) ほか)
「BOOKデータベース」 より