いまここに在ることの恥
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いまここに在ることの恥
(角川文庫, 16237)
角川書店 , 角川グループパブリッシング (発売), 2010.4
- タイトル読み
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イマ ココ ニ アル コト ノ ハジ
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内容説明・目次
内容説明
国家は人の内面に平気で入りこみ、資本、市場、マスメディアと情報消費者が共犯関係を結ぶ。日常のなにげないルーティンを養分にして今風のファシズムが蔓延する現代。そこに拭っても拭いきれない罪や恥のにおいを嗅ぎつける著者が、屍臭に満ちた薄暗がりの内奥に眼をこらし、躰のすみずみまで広がる恥辱の根源を問いただす。抗いがたい死の足音を聞きながら、突きあげる衝迫にかられてなし得た思索の極限。
目次
- 炎熱の広場にて—痛み、ないしただ見ることの汚辱
- 口中の闇あるいは罪と恥辱について
- 邂逅—紅紫色の木槿のかげ
- 名残の桜、流れる花
- 書く場と時間と死—『自分自身への審問』の場合
- 一犬虚に吠え、万犬それに倣う—小泉劇場と観客の五年間
- いまここに在ることの恥—諾うことのできぬもの
「BOOKデータベース」 より