いまここに在ることの恥

書誌事項

いまここに在ることの恥

辺見庸 [著]

(角川文庫, 16237)

角川書店 , 角川グループパブリッシング (発売), 2010.4

タイトル読み

イマ ココ ニ アル コト ノ ハジ

内容説明・目次

内容説明

国家は人の内面に平気で入りこみ、資本、市場、マスメディアと情報消費者が共犯関係を結ぶ。日常のなにげないルーティンを養分にして今風のファシズムが蔓延する現代。そこに拭っても拭いきれない罪や恥のにおいを嗅ぎつける著者が、屍臭に満ちた薄暗がりの内奥に眼をこらし、躰のすみずみまで広がる恥辱の根源を問いただす。抗いがたい死の足音を聞きながら、突きあげる衝迫にかられてなし得た思索の極限。

目次

  • 炎熱の広場にて—痛み、ないしただ見ることの汚辱
  • 口中の闇あるいは罪と恥辱について
  • 邂逅—紅紫色の木槿のかげ
  • 名残の桜、流れる花
  • 書く場と時間と死—『自分自身への審問』の場合
  • 一犬虚に吠え、万犬それに倣う—小泉劇場と観客の五年間
  • いまここに在ることの恥—諾うことのできぬもの

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BB01956487
  • ISBN
    • 9784043417117
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京,東京
  • ページ数/冊数
    174p
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 親書誌ID
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