日本文化論のインチキ
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書誌事項
日本文化論のインチキ
(幻冬舎新書, 165 ; [こ-6-3])
幻冬舎, 2010.5
- タイトル読み
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ニホン ブンカロン ノ インチキ
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内容説明・目次
内容説明
「日本語は曖昧で非論理的」「日本人は無宗教」「罪ではなく恥の文化」…わが民族の独自性を説いたいわゆる日本文化論本は、何年かに一度「名著」が出現し、時としてベストセラーとなる。著者はある時、それらの学問的にデタラメな構造を発見した。要は比較対象が西洋だけ、対象となる日本人は常にエリート、歴史的変遷を一切無視している、のだ—。国内外の日本論に通じる著者が『武士道』に始まる100冊余を一挙紹介、かつ真偽を一刀両断。有名なウソの言説のネタ本はこれだ。
目次
- 第1章 西洋とだけ比較されてきたという問題—『「甘え」の構造』『ものぐさ精神分析』など
- 第2章 「本質」とか「法則性」の胡散臭さについて—それはヘーゲルの『歴史哲学』から始まった
- 第3章 日本文化論の“名著”解体—『陰翳礼讃』『タテ社会の人間関係』『風上』など
- 第4章 「恋愛輸入品説」との長き闘い—『「色」と「愛」の比較文化史』批判
- 第5章 「日本人は裸体に鈍感」論との闘い—『逝きし世の面影』批判
- 第6章 天皇制とラフカディオ・ハーン—日本文化論の背景を探る
「BOOKデータベース」 より