通史の方法 : 岩波シリーズ日本近現代史批判
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通史の方法 : 岩波シリーズ日本近現代史批判
(歴史学叢書)
名著刊行会, 2010.5
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ツウシ ノ ホウホウ : イワナミ シリーズ ニホン キンゲンダイシ ヒハン
Available at / 116 libraries
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Research Institute for Economics & Business Administration (RIEB) Library , Kobe University図書
210.6-92080201300560
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Description and Table of Contents
Description
戦後65年になる今日、歴史学界のみならず広く国民的にも新しい通史が求められている。岩波の「シリーズ日本近現代史」第一巻から第九巻は、このような要望に答えるために企画・出版されたものである。しかし、明治維新史を中心に日本近現代史を専攻し、通史叙述にも強い関心を持って来た著者は、このシリーズ全巻を検証する。第一巻の「成熟した伝統社会論」、第二巻の「国民国家論」、第七巻の「総力戦体制論」などが批判的に取上げられるが、とりわけ明治維新論や福沢諭吉論などの批判的論述は詳細であり、その論拠と自説とが緻密かつ実証的に展開される。
Table of Contents
- 序章 なぜ日本の近現代史を学ぶのだろうか
- 第1章 真向から対立する二つの明治維新論
- 第2章 民権運動をどのように位置づけるか
- 第3章 帝国主義世界体制への参入と天皇制国家の確立
- 第4章 軍部ファシズムと侵略戦争への道
- 第5章 敗戦と戦後改革をどう見るのか
- 終章 戦後という時代のとらえ方
- 付論1 国民国家の論じ方によせて
- 付論2 アジアと日本—世界史との関連性についての試論
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