消えた理想郷 : 先端コンビナート都市・撫順の成長と「終末」
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消えた理想郷 : 先端コンビナート都市・撫順の成長と「終末」
丸善プラネット, 2010.5
- タイトル読み
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キエタ リソウキョウ : センタン コンビナート トシ ブジュン ノ セイチョウ ト シュウマツ
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注記
参考文献: p227-234
内容説明・目次
内容説明
二十世紀前半の満州の荒野に忽然と現れた総合鉱工業都市・撫順。機械化が進んだ巨大な露天堀に加えて、油母頁岩からの石油製作・石炭液化・礬土頁岩からのアルミ・海綿鉄から特殊鋼製作などの大工場群は、当時の先端技術の結晶であった。現地撫順で少年時代を送った著者が、炭鉱・石炭関連コンビナート・理想都市の成長のプロセス、それに終戦後の困難な事情の一部始終を多数の資料によって検証。前作「満州の落陽」に引き続いて、隠れた日本近・現代史の一章を明らかにする。
目次
- 第1章 撫順の歴史—とくに明清交替期と日露戦争・奉天会戦期
- 第2章 炭鉱の成長—炭鉱長の足跡と重ねて
- 第3章 大連・満鉄中央試験所—先端コンビナート実現への基礎づくり
- 第4章 頁岩油—代表的な成功例
- 第5章 石炭液化—渇望された未完の技術
- 第6章 軽金属—大陸に輝いた白銀の光
- 第7章 特殊鋼—もうひとつの成功例・誇るべき成果
- 第8章 関連工業—発電所・機械工場・電気鉄道など
- 第9章 都市の建設と厚生施設—「理想都市」の出現
- 第10章 戦後の撫順—避難港として
- 第11章 進歩の跡を振り返って—大陸に開いた大輪の花
「BOOKデータベース」 より