田中小実昌 : 行軍兵士の実存
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田中小実昌 : 行軍兵士の実存
菁柿堂 , 星雲社 (発売), 2010.5
- タイトル読み
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タナカ コミマサ : コウグン ヘイシ ノ ジツゾン
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注記
田中小実昌著作リスト: p195-197
田中小実昌年譜: p198-206
内容説明・目次
内容説明
田中小実昌は愛されて理解されない作家だった。その巨大な才能と残された可能性を、深い哀惜の念を以て論じる。十九歳の戦争体験が決定した、生涯を縛る「行軍体験」から表現者小実昌を語る書き下ろし。
目次
- 1 ふと存在する傑作—『鮟鱇の足』を読む
- 2 戦争体験—宿命になった行軍兵士
- 3 万物は流転する—行軍兵とスラプスティック
- 4 「女」依存症—あるいはすべて女性は神様である
- 5 戦後に帰る—試みられた日常
- 6 持ち越された行軍—幻想の戦後に対峙する
- 7 バス旅—形を変えた行軍
- 8 信仰—実存的宗教とは
「BOOKデータベース」 より