花狩
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花狩
清流出版, 2010.5
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ハナガリ
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注記
中公文庫 1975年刊の修正
内容説明・目次
内容説明
おタツはどうも情愛だけがこの世でいちばんあとまで生き残る価値のあるもののように思えてならなかった。—それにしても六十年にちかい一生に、大水も大火も見たけれど、人間同士が憎しみもないのに大量に殺し合う戦争ほどむごたらしいものはみなかった。大阪へはやく帰ろう。大阪のゴミを吸って生涯をすごした人間は、大阪で働いて死に、大阪のゴミになりたいのだ。
「BOOKデータベース」 より