異本論
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異本論
(ちくま文庫, [と-1-6])
筑摩書房, 2010.7
- タイトル読み
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イホンロン
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注記
1978年11月、みすず書房より刊行されたもの
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
読者とは、著者の意図など考えずに自由な読み方をしていいのである。十人十色の理解。理解されることで表現は変化し、そこに異本が生じる。口承文芸など長い伝承期間を経た物語や歌謡が、具体性・簡潔性を具え古典になるのはそのためである。古典は読者によって誕生する。翻訳、コピー、原形と典型など、異本化作用から、広く表現文化について考えた画期的な本。初の文庫化。
目次
- 読者の視点
- コピー
- 異本の収斂
- ノイズ
- 移り変り
- 排除性
- 異本の復権
- 自然の編集
- 文学史の問題
- 時間と空間
- 一斉開花
- 古典への道
「BOOKデータベース」 より