幻のアフリカ
著者
書誌事項
幻のアフリカ
(平凡社ライブラリー, 705)
平凡社, 2010.7
- タイトル別名
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L'Afrique fantôme
- タイトル読み
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マボロシ ノ アフリカ
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注記
河出書房新社 1995年刊の改訳
内容説明・目次
内容説明
ダカール=ジブチ、アフリカ横断調査団(一九三二‐三三年)—フランスに「職業的で専門化した民族学」が生まれた画期。本書は書記兼文書係としてレリスが綴ったその公的記録である。だが、客観的な日誌であるはずの内容には、省察(植民知主義への呪詛)、夢の断片や赤裸な告白(しばしば性的な)、創作家、等々が挿入され、科学的・学術的な民族誌への読者の期待はあっさり裏切られる。刊行当初は発禁の憂目にあったのも当然であるが、この無垢で誠実なレリスの裏切りのなかにこそ、大戦間期のアフリカが立ち現れる逆説、奇跡の民族誌。
「BOOKデータベース」 より