水の女
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書誌事項
水の女
(講談社文芸文庫, [なA7])
講談社, 2010.7
- タイトル読み
-
ミズ ノ オンナ
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注記
底本: 『中上健次全集2』 (集英社, 1995.9), 作品の配列は『水の女』 (作品社, 1979.3) に拠る
年譜(藤本寿彦編): p199-207
著書目録: p208-212
収録内容
- 赫髪
- 水の女
- かげろう
- 鷹を飼う家
- 鬼
内容説明・目次
内容説明
無頼の男の荒ぶる性と、流浪の女の哀しき性—。獣のように性を貪りつくそうとする男たちに対し、ある女は、自らの過去を封印し、その性に溺れ、またある女は、儚い運命のなかにそれを溶かし込む。またある女は、男の性を弄ぶ。紀伊を舞台に、土俗的世界に生きる男女の性愛を真正面から描いた傑作短篇五作。緊密な弾力のある文体で、性の陰翳と人間の内部の闇を描破した中上文学の極北。
「BOOKデータベース」 より