十七歳の自閉症裁判 : 寝屋川事件の遺したもの
著者
書誌事項
十七歳の自閉症裁判 : 寝屋川事件の遺したもの
(岩波現代文庫, 社会 ; 204)
岩波書店, 2010.7
- タイトル別名
-
裁かれた罪裁けなかった「こころ」 : 17歳の自閉症裁判
- タイトル読み
-
ジュウナナサイ ノ ジヘイショウ サイバン : ネヤガワ ジケン ノ ノコシタ モノ
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注記
『裁かれた罪 裁けなかった「こころ」 : 一七歳の自閉症裁判』(岩波書店2007.7刊)の文庫化・改題したもの
内容説明・目次
内容説明
二〇〇五年二月、大阪の小学校で教師殺傷事件が起きた。犯人は対人関係にハンディキャップのある十七歳の少年。「凶悪不可解な少年事件」に少年審判や刑事司法はいかに向き合ったか。動機や責任能力をめぐり精神医学が直面した難問とは何か。真の贖罪・更生には何が必要か。綿密な取材から描く迫真のノンフィクション。
目次
- はじめに 診断名をつけて一件落着、ではない
- 第1章 その日、小学校で起こったこと—事件
- 第2章 「ずっと辛かった、不安がぬぐいきれなかった」—加害少年の一七年
- 第3章 家裁はなぜ検察に送致したのか—審判から刑事法廷へ
- 第4章 心からの謝罪とは—供述
- 第5章 司法と精神医学が抱えた難問—責任能力と処遇
- 第6章 刑罰も治療も—判決
- おわりに まずは社会的な受け皿の整備こそ—「刑罰か保護処分か」という問いを超えて
「BOOKデータベース」 より