「殺し」の短歌史

著者

書誌事項

「殺し」の短歌史

現代短歌研究会編

水声社, 2010.6

タイトル別名

殺しの短歌史

六十年・七十年安保闘争のなかでの「殺し」の歌

タイトル読み

コロシ ノ タンカシ

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収録内容

  • 「殺し」の文学・考 : 総論にかえて / 谷岡亜紀 [執筆]
  • 大逆事件と近代日本 : 管野スガと明治天皇の歌をめぐって / 田中綾 [執筆]
  • 心理学から「殺し」へ : 明治三十年代、『児童研究』誌上の短歌に着目して / 松澤俊二 [執筆]
  • 土岐善麿の「殺し」の歌 : その記録性を巡って / 森本平 [執筆]
  • 斎藤史「濁流」論 / 中西亮太 [執筆]
  • BC級戦犯のうた : 木村久夫とカーニコバル島スパイ事件 / 福島久男 [執筆]
  • 夢野久作「猟奇歌」の成立過程 : 東京、満洲、父・杉山茂丸 / 秋元進也 [執筆]
  • 「殺し」と鎮魂の間 : 山中智恵子初期三歌集から / 田中拓也 [執筆]
  • 匿名的な「殺し」の時代へ : 森本平を中心に / 森井マスミ [執筆]
  • 六〇年・七〇年安保闘争のなかでの「殺し」の歌 / 大野道夫 [執筆]
  • 「殺し」の歌の底にあるもの : 現代女性を中心に / 川本千栄 [執筆]
  • 短歌と自殺 / 森本平 [執筆]
  • サカキバラからアキハバラへ : 「殺人事件」の非短歌性をめぐって / 黒瀬珂瀾 [執筆]
  • おわりに / 三井修 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

短歌というメディアは、いかに“時代”と切り結んできたのか?1910年の大逆事件から、第2次世界大戦、戦後の政治運動を経て、21世紀の無差別連続殺人事件にいたるまで、この100年におよぶ“殺し”の近現代を、短歌という“方法”によって剔抉する。“短詩型新時代”の旗手たちによる画期的な論集。

目次

  • “殺し”の文学・考—総論にかえて
  • 第1部 “殺し”の近代日本(大逆事件と近代日本—管野スガと明治天皇の歌をめぐって;心理学から“殺し”へ—明治三十年代、『児童研究』誌上の短歌に着目して ほか)
  • 第2部 “殺し”の前衛たち(夢野久作「猟奇歌」の成立過程—東京、満洲、父・杉山茂丸;“殺し”と鎮魂の間—山中智恵子初期三歌集から ほか)
  • 第3部 “殺し”の現在(六〇年・七〇年安保闘争のなかでの“殺し”の歌;“殺し”の歌の底にあるもの—現代女性を中心に ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB02722288
  • ISBN
    • 9784891767877
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    272p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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