魔都上海 : 日本知識人の「近代」体験
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魔都上海 : 日本知識人の「近代」体験
(ちくま学芸文庫, [リ6-1])
筑摩書房, 2010.8
増補
- タイトル別名
-
魔都上海 : 日本知識人の近代体験
増補魔都上海 : 日本知識人の「近代」体験
- タイトル読み
-
マト シャンハイ : ニホン チシキジン ノ キンダイ タイケン
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注記
本書は『魔都上海ー日本知識人の「近代」体験』のタイトルで、講談社(2000年6月)より刊行
参考資料・注一覧: p293-301
内容説明・目次
内容説明
かつて東洋一の繁栄を誇り、モダンの代名詞となった都市、上海。本書ではその誕生から発展、絶頂期の爛熟、日本軍占領による「解体」にいたる歴史を、日本との関わりを中心に丹念に繙いていく。幕府使節が欧米諸国へ向かう経由地となり、谷崎潤一郎や芥川龍之介等の文学作品の舞台となり、やがて日本軍の大陸進出によって戦場となった上海。外灘に摩天楼が聳えたつ国際金融都市、茶館に娼婦やアヘン中毒者がたむろする退廃都市、租界を擁するコスモポリタン都市…。その刻々の貌に、日本人の憧れをかきたてつづけた魔力を探る。文庫化にあたり「魔都」のその後の軌跡を増補。
目次
- プロローグ 二つの「上海」
- 第1章 サムライたちの上海
- 第2章 東アジア情報ネットワークの誕生
- 第3章 日本の開国と上海
- 第4章 「ロマン」にかき立てられた明治人
- 第5章 魔都に耽溺した大正作家たち
- 第6章 「摩登都市」と昭和
- エピローグ 上海からみた日本
- 補論 上海ビッグバン—魔都、その後
「BOOKデータベース」 より