鴉の死 ; 夢、草深し
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鴉の死 ; 夢、草深し
（小学館文庫）
小学館, 1999.3
- タイトル読み
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カラス ノ シ ; ユメ クサ フカシ
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内容説明・目次
内容説明
１９９７年に金石範は「火山島」を完結させた。実に一万一千枚にもおよぶ大長編小説である。途方もない意志と忍耐と堅固な思想の結実であり、現代文学の金字塔であるといわねばならない。この大長編小説の原点になっているのが「鴉の死」なのである。死者ほど死んでいる者はない。だが死者ほど生きている者はないのである。戦後五十年間、歴史の闇に封印されてきた済州島四・三事件はいまようやく語り出されてきた。それはとりもなおさず、「鴉の死」が二十一世紀に向けて語りだされてきたといえる。
「BOOKデータベース」 より
