ポスト満洲映画論 : 日中映画往還
著者
書誌事項
ポスト満洲映画論 : 日中映画往還
人文書院, 2010.8
- タイトル別名
-
ポスト満洲 : 映画論 : 日中映画往還
- タイトル読み
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ポスト マンシュウ エイガロン : ニッチュウ エイガ オウカン
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注記
参考文献: 章末
年譜あり
内容説明・目次
内容説明
日本の中国侵略、満洲国成立という不幸な時期をはさみながらも、戦後の新中国成立まで、日中の映画人たちは相互に影響を与えあってきた。両国間の映画往来はどのようになされ、どのように表象されてきたのか?満映で映画の編集に携わり、その後も新中国にとどまり『白毛女』の編集を手がけた岸富美子氏への貴重なインタヴューも収録する。
目次
- 第1章 岩崎昶の神話—『私の鴬』への道(プロキノと岩崎昶;中国映画との邂逅;満映入社;『私の鴬』;戦後の岩崎)
- 第2章 満映・新中国・『白毛女』—岸富美子インタヴュー(前説;岸富美子インタヴュー)
- 第3章 満洲をめぐるメロドラマ(満洲という問題;国策プロパガンダ『新しき土』と『大日向村』;引揚げのメロドラマ『流れる星は生きている』;メロドラマ論理的廃棄としての大島渚『儀式』;結びに)
- 第4章 冷戦の狭間で—一九五〇年代の日中映画交流・人民連帯と涙(はじめに;「竹のカーテン」を突き破って;新中国映画の需要—『白毛女』を中心に;日本映画は新中国へ;『白毛女』、『二十四の瞳』そして『黄色い大地』;結びに)
- 第5章 日本映画のなかで中国はどのように描かれてきたか(敵の不在—戦中から戦後へ 一九五〇年代;敵か味方か—軍隊喜劇から戦争アクションへ 一九六〇年代;大島渚の『アジアの曙』と竹内好の明治維新百年祭;ドキュメンタリー映画『夜明けの国』)
「BOOKデータベース」 より