戦跡巡礼
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戦跡巡礼
コールサック社, 2010.8
改訂増補版
- タイトル読み
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センセキ ジュンレイ
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内容説明・目次
目次
- 1章 大陸・巡礼(秋天の悲しきまでに白き雲;二〇三高地さざんか揺らす風;乃木坂の思はぬ蟇に逢ひにけり;秋風の僅か流るる盧溝橋;伏牛の辺より白蝶翔ちにけり ほか)
- 2章 太平洋諸島・巡礼(拳強く握る真夏の真珠湾;バンザイ岬海上に湧く雲の峰;夏草やモンテンルパの観世音;水牢をのぞき込みたる暑さかな;逝く夏やB29の滑走路 ほか)
- 3章 東京・広島・長崎・巡礼(飛行雲夏草の果て暮れ残る;小舟漕ぐ人新樹光あふれゐて;亡き父の真意に気付く今日の花;灯消し正座して聞く花火音;蜻蛉や水草揺るるままにゐて ほか)
- 4章 特攻兵士・巡礼(天炎えて特攻の碑の影深し;白雲の映るがわびし夏の川;海に向く特攻の碑や寒雀;人間魚雷錆びひとひらの山桜;逃げ水や霞ケ浦に浮く帆船)
- 5章 沖縄・巡礼(海原の沖へ沖へと白き蝶;秋の空墓石声なく群がりて;激戦の跡紫のすみれ草;獅子を誘ふに似て黄水仙;とかげの子瞬時石垣に隠れたる ほか)
- 6章 戦後・巡礼(藁馬に水を供へる敗戦日;一枚を文庫にはさむ渓紅葉;消防車幾台通る雪の夜半;色なき風白衣の人の会釈して;若夏や江田島に寄る波の音 ほか)
「BOOKデータベース」 より