都合のいい「うつ」
著者
書誌事項
都合のいい「うつ」
(祥伝社新書, 212)
祥伝社, 2010.9
- タイトル読み
-
ツゴウ ノ イイ ウツ
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内容説明・目次
内容説明
勤務中は憂鬱で仕事が手につかないが、勤務時間外には個人的な趣味や交際に打ち込める。なかには、治療専念を理由にして、診断書持参で三カ月以上の休暇を申し出る。そんな社員が急増中。いわゆる「新型うつ」である。職場仲間からしてみれば、わがままか、個人主義の暴走にしか思えない。いかにも「都合のいい病」に映ってしまう。「新型うつ」は本当に、うつなのだろうか?それとも新種の病か?しかし、大多数の精神科医は、これを従来のうつが変容したものと決めつけ、従来と同じ治療法で押し通してきた。自ら、うつを発症しながら、うつ治療現場の最前線を長らく取材してきた著者が、その総決算として世に問う一冊。
目次
- 序論 「私もうつになりたいよ」—うつ不寛容時代の始まり
- 第1章 「新型うつ」はどのように語られてきたか
- 第2章 臨床医たちによる「新型うつ」治療
- 第3章 振り回される職場の不満
- 第4章 うつは、もはや「免罪符」ではない
- 第5章 「新型うつ」社員を職場復帰させる方法
- 終論 「新型うつ」だけが問題なのか
「BOOKデータベース」 より