錨のない船
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錨のない船
(講談社文芸文庫, [かA5]-[かA6])
講談社, 2010.10-2010.11
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- タイトル読み
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イカリ ノ ナイ フネ
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注記
底本: 『錨のない船』上・下巻 (1982年4月、講談社刊)
参照文献: 下巻p510-513
年譜(編集部編): 下巻p526-537
著書目録: 下巻p538-541
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784062901017
内容説明
一九四一年、アメリカの厳しい経済制裁で資源確保が困難化、進退窮まる日本。武力解決を訴える勢力の圧迫を受けつつも、ワシントンに飛んだ来島平三郎特命全権大使は、妻の故郷アメリカとの開戦回避の道を懸命に模索していた。だが、ルーズヴェルト大統領、ハル国務長官を相手の交渉は難航、だましうちのように真珠湾攻撃が敢行されてしまう—。戦争に翻弄される外交官一家の肖像をつぶさに描く傑作長篇。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784062901024
内容説明
外交官来島平三郎とアメリカ出身のアリスの長男である健は母の容貌をより濃く受け継いだがゆえ、日本陸軍飛行兵として戦争に深く関わっていくことを自ら選んでいた。日本の敗色濃厚な一九四五年春、来島健は戦闘機疾風を操り米軍のB29を撃墜するも、結局無惨な死を迎える。敗戦。息子に先立たれた平三郎は、戦犯の疑いをかけられ—歴史に翻弄された一家の運命を描く歴史長篇の新装版完結。
「BOOKデータベース」 より