いくさの物語と諧謔の文学史
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いくさの物語と諧謔の文学史
三弥井書店, 2010.10
- タイトル読み
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イクサ ノ モノガタリ ト カイギャク ノ ブンガクシ
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注記
科学研究費補助金基盤研究S(研究期間:平成19年度~23年度、課題番号:19102002)、「戦(いくさ)に関わる文字文化と文物の総合的研究」(英文「Study of literature and culture related with war affairs」)研究代表者:遠山一郎による成果の一部
Ikusa katari no kinô - Fonction des récits guerriers / Florence Goyet: 巻末pi-xviii
内容説明・目次
内容説明
悲劇に仕組まれた笑いの精神世界。西洋学文との比較を通じ明らかになる日本のいくさ物語の特質。戦に取り込まれた笑いの意味を俯瞰し、日本の文学史の中で熟成した日本人の精神性を古代から近代の流れの中から紐解く。
目次
- 基調講演 いくさ語りの機能—イーリアス、ローランの歌、保元・平治物語の比較を通して
- いくさ物語、叙事詩とそのパロディ
- 日本の戯咲歌—諧謔の詩の始原
- 中世のいくさ物語における笑いの文学史
- 近世の絵本—諧謔の合戦物語
- 『滑稽新躰詩歌』の登場—パロティから見る新体詩
- 散文と韻文と、緊張と諧謔と—石川淳の敗戦期までの作品を通じて
「BOOKデータベース」 より