司馬遼太郎が書いたこと、書けなかったこと
著者
書誌事項
司馬遼太郎が書いたこと、書けなかったこと
(小学館文庫)
小学館, 2010.9
- タイトル別名
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司馬遼太郎考 : モラル的緊張へ
- タイトル読み
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シバ リョウタロウ ガ カイタ コト カケナカッタ コト
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注記
「司馬遼太郎考 : モラル的緊張へ」(中央公論新社 2002年刊)の改題
参考文献: p353-354
内容説明・目次
内容説明
『竜馬がゆく』、『坂の上の雲』、『草原の記』、『この国のかたち』…二十一世紀の今も読み継がれ、日本人に多くの示唆を与えてくれる司馬文学。彼の遺した作品群と膨大な資料をもとに、脚本家であり文芸評論家の著者が、この“知の巨人”の内面世界に挑む。司馬遼太郎は何を書き、何を書かなかったか、あるいは書けなかったのか。それは、何ゆえに書けなかったのか。その狭間にとことんこだわることで、この歴史小説家の思考の軌跡を追い、魂の深部に迫った、渾身の画期的評伝。
目次
- 第1部(「竜馬がゆく」誕生秘話;“武士”とは誰なのか;「坂の上の雲」と“明治後期国家”;幻の小説「ノモンハン」の挫折;「ベトナムから考える」ことの意味;ユートピアはどこにあるのか)
- 第2部(村上春樹が書いた“ノモンハン戦争”;ドラマ「龍馬伝」と「坂の上の雲」をディープに楽しむためのヒント)
「BOOKデータベース」 より