貝が語る縄文海進 : 南関東、+2℃の世界

書誌事項

貝が語る縄文海進 : 南関東、+2℃の世界

松島義章著

(有隣新書, 64)

有隣堂, 2010.9

増補版

タイトル別名

貝が語る縄文海進 : 南関東+2℃の世界

貝が語る縄文海進 : 南関東+2℃の世界

タイトル読み

カイ ガ カタル ジョウモン カイシン : ミナミカントウ + 2℃ ノ セカイ

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注記

主要参考文献: 巻末pii-iii

内容説明・目次

内容説明

約一万年前、地球規模の温暖化に伴って、海水が陸地の奥深く浸入する縄文海進が始まった。房総半島南端の館山湾にはサンゴ礁が形成され、鎌倉の鶴岡八幡宮や大仏境内は波打ち際だった。六〇〇〇年前には、現在より二〜三メートル高い位置まで海が広がり、複雑な海岸線をもつ入江には多種多様の貝が生息し、台地上には多くの貝塚がつくられた。本書は、当時の海に生息していた貝の化石と貝塚の貝をもとに、海流や海水温の変化を明らかにし、相模湾・東京湾沿岸の縄文時代の海岸線や古環境を復元する。

目次

  • 1 貝からのメッセージ
  • 2 相模湾沿岸の海岸線の変遷
  • 3 東京湾沿岸の海岸線の変遷
  • 4 房総半島南端—サンゴ礁が発達する暖かな縄文の海
  • 5 南関東における海進最盛期以後の地殻変動
  • 6 伊勢湾知多半島で明らかになった縄文海進の記録
  • 7 温暖種からみた日本列島沿岸の環境の変化
  • 8 日本列島で明らかになった温暖種の消長
  • 9 ハワイ諸島カウアイ島における完新世の高海面の発見

「BOOKデータベース」 より

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