莫山つれづれ
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莫山つれづれ
(新潮文庫, さ-71-1)
新潮社, 2010.12
- タイトル読み
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バクザン ツレズレ
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内容説明・目次
内容説明
人皆直行、我独横行—「人のまねはするな」という祖父の言葉を胸に、著者は三十二歳で書壇を退き、「詩書画三絶」の境地へ独自の道を切り開く。「草庵」と呼ぶ緑濃い居宅で、「樹」や「土」など愛する字を書き続けて半世紀。市井の人の拙い文字に心揺さぶられ、洒脱な良寛や仙〓(がい)の書と絵に酔う。飄々とした中に揺るぎない自我と深い教養が滲む「莫山先生」最晩年の絶品エッセイ。
目次
- 胸うつ野口英世の母の手紙
- 湖国を思った芭蕉の最期
- 詩人のモダンな造形感覚
- マツタケばかりだった
- カタカナの悲壮なしぐさ
- 焼きイモとチマキの思い出
- 豆腐はどこか風流だ
- 「お粥さん」のありがたさ
- ぬけ休み氏の願い
- 優しい初しぐれ〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より