近世文学・伝達と様式に関する私見

書誌事項

近世文学・伝達と様式に関する私見

濱田啓介著

京都大学学術出版会, 2010.12

タイトル別名

近世文学伝達と様式に関する私見

タイトル読み

キンセイ ブンガク・デンタツ ト ヨウシキ ニ カンスル シケン

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文献(註)あり

内容説明・目次

内容説明

伝達とは言語の本質の謂であり、言語構造物としての文学の文学たる所以はその様式にある。読本研究の第一人者にして、文体論・様式論を駆使したユニークな論考でも知られる著者が、中世軍記から御伽草子・読本・浮世草子・浄瑠璃本・滑稽本・歌集まで膨大な文献を比較横断して論じる。角川源義賞受賞作『近世小説・営為と様式に関する私見』の姉妹編となる著者渾身の論集。

目次

  • 中世における造本について
  • 出版と文字の歴史
  • 板行の仮名字体—その収斂的傾向について
  • 『生玉万句』以前の大阪刊本を疑う
  • 近世後期における大阪書林の趨向—書林河内屋をめぐって
  • 近世小説本の形態的完成について
  • 編次考
  • 『南総里見八犬伝』の口絵・挿絵における芝居絵的考察
  • ある詞章論—古浄瑠璃慣用表現に関して
  • 雨月春雨の文体に関する二三の問題
  • 文体論試論—言表提示の周辺
  • 『三木章』とは何か
  • 『絵本太閤記』と『太閤真顕記』
  • 家臣〓(くん)拾譚—水滸伝受容作品に結合する日本的要素について
  • 読本における恋愛譚(ロマンス)の構造—読本文学様式論のために
  • 滑稽本概説
  • 幕末の写生歌

「BOOKデータベース」 より

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