地霊の復権 : 自然と結ぶ民俗をさぐる
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地霊の復権 : 自然と結ぶ民俗をさぐる
岩波書店, 2010.12
- タイトル読み
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チレイ ノ フッケン : シゼン ト ムスブ ミンゾク オ サグル
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内容説明・目次
内容説明
地霊は開発による痛みに耐え、過疎地では忘れ去られて孤絶感を深める。そして都市部の地霊は表層をコンクリートで固められて窒息状態にある。岐阜県高山市上宝町田頃家では家を建て替える時、屋敷地を一旦自然にもどした。「菜蕎麦三日」と称して蕪や蕎麦は三日で芽生える。芽が出れば屋敷地は自然にもどったことになる。ここには地霊に対する人の思いと礼がある。地霊や小さな民俗神を見つめ直すことは環境論の原点でもあり、現代人を蘇生させる道にもつながる。
目次
- 序章 地霊の相貌
- 1章 地霊の嘆き—開発と忘却
- 2章 地霊の称揚と鎮め
- 3章 地霊探索の試み
- 4章 信仰空間を歩く
- 5章 森と環境伝承
- 6章 地霊と死霊
- 終章 地霊と環境
「BOOKデータベース」 より