小シーボルトと日本の考古・民族学の黎明

書誌事項

小シーボルトと日本の考古・民族学の黎明

ヨーゼフ・クライナー編

同成社, 2011.1

タイトル別名

小シーボルトと日本の考古民族学の黎明

タイトル読み

ショウ シーボルト ト ニホン ノ コウコ ミンゾクガク ノ レイメイ

注記

一部章末に年表、参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

シーボルトの息子ヘンリーは、明治初頭に来航し、外交官の職務の傍ら考古・民族資料の蒐集にあけくれる。日本の考古・民族学成立の起点となった彼の実績をたどるとともに、その後の斯学発展の様相を西欧との関わりを基軸に捉え直す。

目次

  • 第1部 小シーボルトの生涯と業績(もう1人のシーボルト—日本考古学・民族文化起源論の学史から;小シーボルト資料集成;ブランデンシュタイン家資料に見られる小シーボルトの日本での活動;小シーボルトと日本考古学の黎明期)
  • 第2部 日本の民族学的研究(自然人類学が解明する日本人の起源—DNA分析の発展と現在の起源論;小シーボルト以後の日本民族学・文化人類学の展開;ヴィーンにおける日本の民族学的研究—岡正雄とA スラヴィク;文化人類学者による日本考察—ドイツ語圏学術界における日本文化・社会の民族学的調査研究;アンドレ・ルロワ=グーランと日本;ヴィーン大学の事例にみる日本学の「ヴィジュアル・ターン」)
  • 第3部 日本研究と日本コレクション(あるコレクションの一生—ヴィーン工芸美術館のシーボルト・コレクション;ピーボディー・エセックス博物館の日本コレクション形成—船長たちとモースの持ち帰った「もの」;ヨーロッパにおけるアイヌ民族コレクション—その民族学的意義と西洋のアイヌ観への影響;江戸期の日本におけるものの収集について;在欧州能楽面の研究;子爵澁沢敬三のアチック・ミューゼアム)

「BOOKデータベース」 より

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