渋沢栄一
著者
書誌事項
渋沢栄一
文藝春秋, 2011.1
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- タイトル読み
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シブサワ エイイチ
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注記
1: 算盤篇. 2: 論語篇
渋沢栄一年表: 2巻末
内容説明・目次
- 巻冊次
-
1 ISBN 9784163735801
内容説明
豪農の家に生まれた渋沢栄一は、一橋(徳川)慶喜に仕え武士となり、慶喜の弟・徳川昭武とパリ万博への参加を命じられる。そしてパリの地で「資本主義のシステム」の本質を見抜く。幕府が崩壊したためやむなく帰国、不本意ながら仕えることになった新政府で、「円」の導入など金融政策に次々関与する。明治六年、本当の国力をつけるためには民間の力が必要だと考えた渋沢は、大蔵省を辞め、「民」を育成するための生涯を送ることになる。
目次
- 第1章 渋沢なくして日本の奇跡はなかった(近代的資本主義へのジャンプ;武士にならなかった父 ほか)
- 第2章 パリで西洋文明の本質を見抜く(「産業皇帝」ナポレオン三世の演説;フリュリ・エラールとの出会い ほか)
- 第3章 大蔵官僚として「円」を造る(慶喜との再会;最初の「株式会社」商法会所 ほか)
- 第4章 日本の資本主義を興す(「私」を結集せよ;三井入りを断る ほか)
- 巻冊次
-
2 ISBN 9784163735900
内容説明
大蔵省を退官後、次々と事業を拡大していった渋沢は五百を超える企業の設立にかかわり、近代日本の礎を築く。しかし、発展の一方で、さまざまな社会問題が持ち上がってきていた。その実情にいちはやく注目していた渋沢は、七十七歳を迎えた大正五年、ほとんどの事業から引退し、以降の人生を社会貢献に捧げる。格差社会、福祉問題、諸外国との軋轢など現代にも通じる多くの問題に「論語と算盤」の精神で渋沢は正面から立ち向かう。
目次
- 第5章 すべては「民」の発展のために(東京高商の設立;利殖は二の次 ほか)
- 第6章 民間外交でみせた手腕(アメリカで原点に返る;民間外交は膠のごとく ほか)
- 第7章 「論語」を規範とした倫理観(田園都市の理想;女子教育への期待 ほか)
- 第8章 近代性に貫かれた家庭人としての渋沢(もうひとりの渋沢;明治実業家の光と影 ほか)
「BOOKデータベース」 より