なぜ日本人はとりあえず謝るのか : 「ゆるし」と「はずし」の世間論

書誌事項

なぜ日本人はとりあえず謝るのか : 「ゆるし」と「はずし」の世間論

佐藤直樹著

(PHP新書, 719)

PHP研究所, 2011.3

タイトル別名

なぜ日本人はとりあえず謝るのか : ゆるしとはずしの世間論

タイトル読み

ナゼ ニホンジン ワ トリアエズ アヤマルノカ : 「ユルシ」 ト 「ハズシ」 ノ セケンロン

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内容説明・目次

内容説明

日本人はだれしも「世間」にとらわれている。世間という人的関係の中で、「ゆるし」や「義理」「人情」といった原理に庇護され、安心を得る。故に、日本人は世間からの「はずし」を強く恐れる。犯罪や不祥事を起こした日本人は、ただちに謝罪しなければならない。日本では真摯な謝罪によって、世間からの「ゆるし」を得て「はずし」を回避することができるのだ。ところが近年、日本の刑事司法が厳罰化する傾向にある。これは「世間」の寛容さが失われつつあることのあらわれなのか?日本「世間」の現在を問う意欲作。

目次

  • 第1章 日本人を縛る「世間」とはなにか—なぜ年齢にこだわるのか
  • 第2章 「世間」における「ゆるし」と「はずし」—日本の犯罪率が低いわけ
  • 第3章 「はずし」としての厳罰化—「後期近代」への突入か
  • 第4章 「ゆるし」としての刑法三九条—理性と自由意思をもった人間?
  • 第5章 「ゆるし」としての少年法—「プチ世間」の登場
  • 第6章 謝罪と「ゆるし」—出すぎた杭は打たれない

「BOOKデータベース」 より

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