円朝ざんまい
著者
書誌事項
円朝ざんまい
(文春文庫, [も-15-5])
文芸春秋, 2011.3
- タイトル読み
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エンチョウ ザンマイ
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注記
関連年譜: p350-356
参考文献: p357
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
江戸末期から明治にかけて三遊亭円朝の高座や速記本は大人気で、坪内逍遙や二葉亭四迷ら多くの文人に影響を与えた。噺家で、かつ取材のために大旅行家であった「落語の神様」の足跡を、作家・森まゆみが辿る。江戸下町、上州、甲斐、北海道と創作の舞台を、ふんだんに織り込まれた円朝の言葉と共にゆく。
目次
- 闇夜の梅—円朝、来し方の秘話(谷中・上野)
- 士族の商法・華族の医者・世辞屋—“開化”を斬新に描く
- 指物師名人長二—江戸屈指の男ぶり(本所・湯河原・谷中)
- 怪談牡丹灯篭—足のある幽霊(根津・谷中・栗橋・宇都宮)
- 心眼・明治の地獄—夢からさめた話
- 熱海土産温泉利書—健脚娘、恋の仇討ち(三島・熱海)
- 文七元結—江戸っ子の見栄もほころぶ親子の情(吉原・本所)
- 七福神—不況もどこ吹く、見事なのんき(谷中)
- 怪談乳房榎—不良息子の面影(高田・新宿十二社・板橋)
- 業平文治漂流奇談—きわめつき、すっきりしたいい男(本所・柳橋)
- 真景累ヶ淵—こりゃ因果の巡りすぎ(根津・小石川・水海道)
- 鰍沢—女はこわい(甲州・鰍沢)
- 霧陰伊香保湯煙—昔なつかし温泉道(上州伊香保・四方)
- 塩原多助一代記・上野下野道の記—「誠実・勤倹・正直」の人を追いかけて
- 蝦夷錦古郷之家土産・椿説蝦夷なまり—落ちのびた上野彰義隊士
「BOOKデータベース」 より