国際開発協力の政治過程 : 国際規範の制度化とアメリカ対外援助政策の変容

書誌事項

国際開発協力の政治過程 : 国際規範の制度化とアメリカ対外援助政策の変容

小川裕子著

東信堂, 2011.2

タイトル読み

コクサイ カイハツ キョウリョク ノ セイジ カテイ : コクサイ キハン ノ セイドカ ト アメリカ タイガイ エンジョ セイサク ノ ヘンヨウ

注記

博士論文 (2007年、東京大学) に加筆・修正を加えたもの

参考文献目録 :p235-264

内容説明・目次

内容説明

開発経済学に依拠した途上国開発の内容検討から、援助国側政策の国際政治学的分析へ—本書におけるこの既存研究路線の転換が孕む意味は大きい。援助超大国アメリカの最近の行動変化、すなわち、国益優先を堅持し、期待される協力から逸脱を繰り返してきた従来の国家行動が、貧困削減への積極的姿勢に転じた経緯の追究を通じ、国際開発規範の法制度化等、その高次化が果たす役割の分析・考察を中心に、国際開発協力に新たな展望を拓く力作。

目次

  • 序章 国際開発協力の国際政治学的アプローチ
  • 第1章 国際開発規範—定義と動態
  • 第2章 規範主導国アメリカ
  • 第3章 成長規範の拡散と国際開発庁の設立
  • 第4章 貧困規範の利用による国際開発庁の再生
  • 第5章 G・W・ブッシュ政権を制約する貧困規範
  • 終章 国際開発協力研究の発展に向けて

「BOOKデータベース」 より

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