涙から読み解く源氏物語
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涙から読み解く源氏物語
笠間書院, 2011.3
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平安物語作品における〈涙〉の位相 : 『源氏物語』を中心に
平安物語作品における涙の位相 : 源氏物語を中心に
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ナミダ カラ ヨミトク ゲンジ モノガタリ
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Note
学位請求論文「平安物語作品における〈涙〉の位相--『源氏物語』を中心に--」(フェリス女学院大学、2008年)を加筆修正したもの
Description and Table of Contents
Description
『源氏物語』に散りばめられた涙表現をどう読み解いてゆくのか。本書は人間関係やまなざし、会話、身体、ふるまいと関連づけることで詳細に読み解いてゆく。登場人物の関係構造の中での涙の力学を考え抜く。
Table of Contents
- 第1章 関係性を紡ぐ涙—『源氏物語』(末摘花の「音泣く」—涙に秘められた力;涙の共有と“ずれ”—紫の上・光源氏関係をつなぐもの ほか)
- 第2章 宇治十帖を織りなす涙(宇治中の君の涙—見られる涙の力学;浮舟物語の涙—浮舟・匂宮の相関)
- 第3章 涙から読む平安物語—『源氏物語』以前(『伊勢物語』の「血の涙」—『うつほ物語』・『源氏物語』の涙の変遷;『うつほ物語』の秘琴伝授と涙—泣く俊蔭と女と泣かないいぬ宮 ほか)
- 第4章 平安後期物語の涙から—『源氏物語』以後(『浜松中納言物語』のとめどない涙—唐后の面影;『夜の寝覚』泣かない石山の姫君—“家族”の表象 ほか)
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