フロイトという症例 : 「我々の本質の核」もしくはいかなる受動性にもまして受動的な内なるものをめぐる言説の系譜

書誌事項

フロイトという症例 : 「我々の本質の核」もしくはいかなる受動性にもまして受動的な内なるものをめぐる言説の系譜

中村靖子著

松籟社, 2011.2

タイトル別名

Sigmund Freud

フロイトという症例 : 我々の本質の核もしくはいかなる受動性にもまして受動的な内なるものをめぐる言説の系譜

タイトル読み

フロイト ト イウ ショウレイ : ワレワレ ノ ホンシツ ノ カク モシクワ イカナル ジュドウセイ ニモ マシテ ジュドウテキナ ウチナル モノ オ メグル ゲンセツ ノ ケイフ

注記

文献 (テクスト・『失語論』翻訳書・引用文献): pix-xx

内容説明・目次

内容説明

神経病理学者として出発し、のちに精神分析理論をうち建てたフロイト。彼が35歳のときに著した『失語症の理解にむけて』を中心に、フロイトとそれ以前の言説とを分かつ分岐点の所在を検証する。

目次

  • 序章 これまでの『失語論』理解(なぜフロイトにおいて失語研究が問題となるのか;埋もれていた「失語論」?;『失語論』の立場)
  • 第1章 近代の人間観の形成(十七世紀における思考様式の変化;十八世紀言語起源論争;「言語の生理学」)
  • 第2章 近代神経学の中の『失語論』(「脳神話学」;身体における魂の領域;神経線維の機能上の意味の変遷)
  • 第3章 失語研究から精神分析へ(「言語装置」;「心的装置」;代理表象)

「BOOKデータベース」 より

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