傷ある翼
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傷ある翼
(講談社文芸文庫, [えD5])
講談社, 2011.4
- タイトル読み
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キズ アル ツバサ
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注記
底本: 1977年9月新潮社刊「円地文子全集」第12巻
内容説明・目次
内容説明
戦争にのめり込んでゆく時代を舞台に、一子の母となった主人公・宗像滋子の打算的な結婚生活の不幸—粗野な夫への憎悪と軽蔑、先輩作家との逢瀬を続けながらも、離婚にも踏み切れない理性と情念の相剋を描く。夫婦とは、家庭とは、愛とは、性とは何かを追求し、「傷のある翼をもった鳥のように生きて、飛ぶことを願った」円地文学の内奥に迫る力作。谷崎賞受賞作『朱を奪うもの』三部作の第二部。
「BOOKデータベース」 より