追いつめられた信徒 : 死なう団事件始末記
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書誌事項
追いつめられた信徒 : 死なう団事件始末記
(講談社文庫)
講談社, 1990.1
- タイトル別名
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死なう団事件
- タイトル読み
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オイツメラレタ シント : シノウダン ジケン シマツキ
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注記
『死なう団事件』(現代史出版会1975年刊) の改題
内容説明・目次
内容説明
戦前、警察国家の弾圧に対して、死ぬことを最高の教義とする「死なう団」の信徒は、集団で切腹の抗議をした。彼らはなぜここまで追いこませたのか。切腹で何を訴えようとしたのか。昭和初年の深刻な不況から、血腥いテロ、そして戦争へと突き進んでいく日本の象徴的な事件を、入念な取材と豊富な資料で描く。
目次
- 序章 決行の日
- 第1章 登りつめる道(教祖の誕生;日蓮会の隆盛;結集する信者;行動へのいざない;はじめての試練)
- 第2章 勝算なき戦いの日々(死なう!死なう!死なう!;殉教千里行;第二の血盟団事件?;拷問・退転;虚構の積み重ね;不退転の論理;少数者の闘い;活発な揉み消し工作;不起訴処分への抵抗;幻の国への逃避)
- 第3章 “死”への邁進(篭城生活;餓死行の挫折;切腹抗議への帰結;死なう団壊滅;桜堂の死と殉死;終焉の時)
- 終章 証言(辺地からの執念;沈澱することの意味;史実曲解の裏面;回帰する人の精神史)
「BOOKデータベース」 より