蹴裂伝説と国づくり
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蹴裂伝説と国づくり
鹿島出版会, 2011.3
- タイトル読み
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ケサキ デンセツ ト クニズクリ
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内容説明・目次
内容説明
神や巨獣が山を蹴裂き、湖水を沃野に変え、日本の国は始まった。ヤマトタケルが谷を削り、クマが岩を砕き、カニが沢を拓き、オオクニヌシが山を裂く。環境と共生する国土開発の姿を求めて、北海道から九州まで列島各地に残る古代の国づくり伝説を探訪する物語。
目次
- 日本の湖はなぜなくなったか?クマが上川盆地の岩を取りのぞいた—盆地は氾濫原だった
- カニが小国の沢を拓いた—縄文人と弥生人の争い
- ヤマトタケルが沼田の谷を削った—エミン征伐でなく国土開発だった
- カミサマが甲府の盆地を穿った—「穴切り」と「蹴裂き」と「瀬立ち」
- ネズミが上田平の崖を咬んだ—ヒナ族とアマ族の闘争か?
- 竜の子が松本平の水を落とした—先住民の「母子心中」か?
- オオクニヌシが亀岡の山を裂いた—イズモ族が「山の水稲作」をもたらした
- アメノヒボコが津居山を切った—渡来民は鉄器をもちいた
- ウナキヒメと力持ちが由布岳を蹴った—ヒメ・ヒコが国土をつくった〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より