語り・妄想・スキゾフレニア : 精神病理学的観点から
著者
書誌事項
語り・妄想・スキゾフレニア : 精神病理学的観点から
金剛出版, 2011.2
- タイトル別名
-
語り妄想スキゾフレニア : 精神病理学的観点から
- タイトル読み
-
カタリ・モウソウ・スキゾフレニア : セイシン ビョウリガクテキ カンテン カラ
大学図書館所蔵 件 / 全62件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
文献あり
内容説明・目次
内容説明
生物学的精神医学と精神病理学は、精神医学を支える二本の大きな柱である。本書では、著者が最も学問的関心を寄せる統合失調症の妄想論を中核として、幻聴の臨床研究、昨今の操作的診断に対するアンチテーゼから、ワイツゼッカーの主体概念についての考察など、日常臨床のフィールドを総合病院とする著者の境界的クロスカルチュラルな刺激的論考が展開される。現場からのフィードバックによる精神病理学的理解の深化により治療の場を構造化し、精神療法的面接技術を応用発展させることを目指した試みと言えよう。
目次
- 語りと対話(精神医学・対話・哲学;語りからみた心身症;家の継承を主題とする女性うつ病者について—奥三河地方における考察)
- 妄想論(統合失調症の妄想における確信の構造—妄想と「反」常識;統合失調症における妄想の構造;妄想—臨床的側面;精神病理学的妄想研究の方法論的基本問題)
- 統合失調症論(幻聴と共通感覚;私的言語から見た統合失調症体験;精神医学における直観の意義—「統合失調症性」との関連において)
- 精神医学の動向および随想(ドイツ語圏における精神病理学の最近の動向について;マールブルクとブランケンブルク精神病理学—私の留学体験記;文献紹介 自明性の喪失—分裂病の現象学;脳と心の関係について—精神医学の立場から;パッションについて;「好意」とは「敵意」なりしか)
「BOOKデータベース」 より