吉本隆明と柄谷行人
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吉本隆明と柄谷行人
(PHP新書, 733)
PHP研究所, 2011.5
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吉本隆明と柄谷行人
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ヨシモト タカアキ ト カラタニ コウジン
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引用・参考文献: 各章末
Description and Table of Contents
Description
戦後日本の思想界をリードし、いまなお多大な影響を与えつづけている吉本隆明と柄谷行人の思想を読み解く。二人は互いに真っ向から批判を応酬していたが、思索の領域は驚くほど通底し、重なり合っていたのではないか。個とは何か、意味とは何か、システムとは何か—吉本の三大著作『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『心的現象論』を読み解き、『隠喩としての建築』『探究1・2』『トランスクリティーク』などから柄谷行人の試みを丹念に追う。いまなお仰ぎ見られる現代思想の可能性、限界に迫る。
Table of Contents
- 第1章 思考の地殻変動(集合論パラドクス;ウエットな構造 ほか)
- 第2章 個体とは何か(個人と社会;生命・原生的疎外・幻想 ほか)
- 第3章 意味とは何か(言語における意味と価値;見誤られたソシュール? ほか)
- 第4章 システムとは何か(「共同幻想」批判の星座;『共同幻想論』は何を語っているのか ほか)
- 終章 倫理とは何か—愛も正義もないところで(不可欠だが不可能な倫理;関係の絶対性—『マチウ書試論』 ほか)
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