マレビト芸能の発生 : 琉球と熊野を結ぶ神々

書誌事項

マレビト芸能の発生 : 琉球と熊野を結ぶ神々

須藤義人著

(沖縄大学地域研究所叢書)

芙蓉書房出版, 2011.5

タイトル読み

マレビト ゲイノウ ノ ハッセイ : リュウキュウ ト クマノ オ ムスブ カミガミ

大学図書館所蔵 件 / 76

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献: p165-171

内容説明・目次

内容説明

民俗学者折口信夫が提唱した“マレビト”概念をもとに琉球各地に残る仮面・仮装芸能を映像民俗学の手法で調査。日本人の心象における来訪神・異人伝説の原型を探求する。

目次

  • 第1章 琉球弧のマレビト芸能への眼差し—来訪する神々の姿かたちを求めて(プロローグ—小浜島でのインスピレーション;マレビト芸能「ダートゥーダ」の甦り—来訪神が顕現する原風景)
  • 第2章 琉球弧の神話世界—“サルタヒコ”と“アメノウズメ”の芸態モティーフ(祭祀空間の“神話イメージ”—琉球神話と記紀神話をめぐる「マレビト」論;祭祀空間における“トリックスター”的存在—琉球弧に出現する「神遊び」空間論)
  • 第3章 琉球弧におけるマレビトの図像—マレビトの「仮面/仮装、芸態」をめぐるイメージ論(マレビトの身体論—マレビト芸能の仮面/仮装、杖、団扇;マレビトの神話的芸態—来訪神の棒踊りと修験道的所作)
  • 第4章 マレビト芸能にまつわる熊野権現信仰—琉球弧から熊野権現へとむすぶ視線(琉球弧と熊野神話圏をむすぶ線—神々のイメージは熊野から来たのか;球琉弧と熊野神話圏をつなぐ他界観—マレビト芸能をめぐる海上信仰と山岳信仰;マレビト芸能における神々のイメージ—異形の神に対する畏怖心と鎮魂祈願)
  • 第5章 マレビトが来訪した「海上の道」—黒潮の流れに乗ってきたマレビト芸能(琉球と熊野をつなぐ“弥勒世”の他界観—補陀洛信仰と南波照間(パイパティローマ)信仰のつらなり;琉球と熊野をむすぶ眼差し—黒潮に乗ったマレビトの神々)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ