なげださない
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なげださない
(集英社文庫, [か39-7])
集英社, 2011.5
- タイトル読み
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ナゲダサナイ
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注記
解説 : 上野創
内容説明・目次
内容説明
チェルノブイリ原発事故で消えた村。いつかみんなが戻ってくる日を信じて教会を再建するおじいさん。がんのため痛みと闘いながら、歌い続けたジャズ・シンガー。阪神大震災で隣に寝ていた母を亡くし、自分を責めて生きてきた女の子—。過酷な状況、深刻な病気でも、ひとつのいのちを丁寧に生きる人々。大切なかけがえのないものをなげださない姿をあたたかく見つめる医師の希望と感動のエッセイ。
目次
- 第1章 どうせダメなら、どん底まで行っていい。必ず翔べる—アルコール依存症から立ち直ったヒロさん
- 第2章 転移しても再発しても、なげださない。がんが治った—支えあい、笑いあって、病を乗り越えたふたり
- 第3章 自分の夢をなげだすときもある。人のために—放射能汚染で地図から消された村に生きる、飛行機おじさん
- 第4章 かつての敵を許す。憎しみの連鎖を断ち切れ—アメリカで生き、平和のために被爆体験を語り続ける笹森さん
- 第5章 心の目で見てみよう。大切なものが見えてくる—盲導犬とともに福祉活動にいそしむキミエさん
- 第6章 明日を信じているからできる。遙かな夢への小さな一歩—故郷アフガンへ森を贈る「ドイツ国際平和村」のマスードさん
- 第7章 いのちは輝かせられる。ラストの一ページまで—死を背負い歌い続けたシンガーmicoさん
- 第8章 人の悲しみを癒やすとき、自分も癒やされる—震災を越えてつないだ「いのちのバトン」
- 第9章 自分の悲しみは横に置いて、人の悲しみを支える—病気の子どもたちに希望と薬を届ける、イラクのイブラヒム先生
- 第10章 みんな違って、みんないい。不揃いのカボチャたち—北の大地で、ともに生きる「共働学舎」の二五人
「BOOKデータベース」 より