日本の鯨食文化 : 世界に誇るべき"究極の創意工夫"
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日本の鯨食文化 : 世界に誇るべき"究極の創意工夫"
(祥伝社新書, 233)
祥伝社, 2011.6
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日本の鯨食文化 : 世界に誇るべき究極の創意工夫
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ニホン ノ ゲイショク ブンカ : セカイ ニ ホコルベキ キュウキョク ノ ソウイ クフウ
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Description and Table of Contents
Description
学校給食から「クジラの竜田揚げ」が消えて久しい。鯨肉の供給量は、反捕鯨勢力の圧力で激減し、すっかり高嶺の花となった。一度も食べたことがないという日本人が増えている。私たちは古来、食べることを前提にクジラを捕ってきた。皮も内臓も軟骨も、一頭を余すところなく食べる。江戸時代に、八〇種以上の部位を解説した料理本が書かれていたほどだ。なにより愛着と敬意をもってクジラに接してきた。こんな優れた食肉文化は、世界を見渡しても他にないだろう。固有の食文化こそが、民族性の基本である—。途絶えさせることなく、後世に伝えなくてはならない。
Table of Contents
- 序章 クジラが大衆食だった時代(日本人を救ったクジラ;「クジラの竜田揚げ」が消えた日 ほか)
- 第1章 日本の鯨食は、いかにして発展したか(食文化こそが、民族文化の基本である;鯨食の土台を築いた「鯨組」 ほか)
- 第2章 鯨食は生きている(鯨肉はどこから来ているか;いちばんおいしいクジラは何か? ほか)
- 第3章 日本全国の鯨食文化を訪ねて(クジラと歩んだ日本人;千葉の鯨食を訪ねる ほか)
- 終章 未来食としてのクジラ(増えている鯨類資源—南氷洋と北西太平洋;クジラは、人類最高の食材)
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