哀しいドイツ歴史物語 : 歴史の闇に消えた九人の男たち

書誌事項

哀しいドイツ歴史物語 : 歴史の闇に消えた九人の男たち

菊池良生著

(ちくま文庫, [き27-2])

筑摩書房, 2011.6

タイトル別名

犬死 : 歴史から消えた8人の生贄

タイトル読み

カナシイ ドイツ レキシ モノガタリ : レキシ ノ ヤミ ニ キエタ キュウニン ノ オトコ タチ

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注記

「犬死 : 歴史から消えた8人の生贄」(小学館 2000年11月刊)を改題し文庫化したもの

シリーズ番号はブックジャケットによる

参考文献: p238-245

内容説明・目次

内容説明

どこで歯車が狂ったのか、何が運命の分かれ目だったのか。歴史の流れに翻弄されて、無益な死を迎えるほかなかった田舎将軍、傭兵隊長、官僚、錬金術師…。権力者の駆け引きに利用され、また民衆の嘲笑の対象となったあげく、虫けらのように踏みにじられた彼らの、どこか滑稽でありながらも人間らしい生きざまを、哀惜を込めて描く。

目次

  • 第1章 黒幕に操られ見捨てられたお人好しな太鼓叩きの物語
  • 第2章 一本気と無邪気さで首を落した叩き上げ傭兵隊長の物語
  • 第3章 暴君と民衆の生贄にされた哀しい官僚の物語
  • 第4章 愛と忠誠を捧げ尽くした「死ぬ者貧乏」将軍の物語
  • 第5章 理想を妄信して現実に殺された純真な老将の物語
  • 第6章 半端な才能のおかげで終生籠の鳥となった錬金術師の物語
  • 第7章 愛郷と忠誠を負わされ潰れた善良な田舎将軍の物語
  • 第8章 悪口と酷評に縊死させられた生真面目な芸術家の物語

「BOOKデータベース」 より

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