海鳴り : 内務官僚村田五郎と昭和の群像

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海鳴り : 内務官僚村田五郎と昭和の群像

村田光義著

芦書房, 2011.2

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タイトル読み

ウミナリ : ナイムカンリョウ ムラタ ゴロウ ト ショウワ ノ グンゾウ

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内容説明・目次

巻冊次

上巻 ISBN 9784755612312

内容説明

清廉かつ剛毅な一人の内務官僚村田五郎。彼と出会った多くの人びとが各々の激動の昭和を刻み過ぎ去っていった。東条英機、近衛文麿、武藤章・井上成美などの軍人、幾多の大臣、代議士、官僚たち、そして尾崎秀美、白洲次郎、長尾よね…。五郎の目に映った彼らの行動を通して戦前・戦後の歴史の内実が忌憚なく語られる。上巻では、陸海軍の激しい相互憎悪、日中事変長期化と大戦への道、海軍の陸軍に先んずる対米開戦主張、ゾルゲ事件による日独の損害、日米交渉の決裂、などそれぞれの事象がつまびらかになる。

目次

  • 富山時代(富山警察時代と氷見郡長時代)
  • 東京府勤務時代
  • 大分県警察部長時代
  • 警視庁時代
  • 厚生省時代
  • 内務省警保局外事課長時代
  • 福岡県総務部長時代
  • 内務省地方局振興課長時代
  • 警保局保安課長時代
巻冊次

下巻 ISBN 9784755612329

内容説明

内閣情報局次長として『東京新聞』の創刊に関わり、「竹槍事件」での東条による『毎日新聞』廃刊要求を取り下げさせる五郎。敗戦色の濃いなかなお本土決戦を主張する軍、重臣たちは東条内閣打倒にやっと立ち上がった。そして五郎は…。戦後、東京裁判の「戦犯」救援に奔走、近衛新党を巡り白洲次郎と対立、さらには自由社会を護る自由民主党を資金面から支える「国民協会」の会長に就いた五郎。五郎を取り巻く人間模様から敗戦前後の日本の歴史を描き切る。評伝を超えた歴史長編の完結編。

目次

  • 群馬県知事時代(群馬への赴任;県政記者たちの不評を買う ほか)
  • 内閣情報局次長時代(内閣情報局次長に就任;玉砕連続の戦況 ほか)
  • 浪人時代(東条英機の予備役編人;近衛公爵との接近 ほか)
  • 自由国民連合時代(自由国民連合の設立;安保騒動と岸内閣の退陣 ほか)
  • 国民協会時代(財団法人「国民協会」の発足;協会結成上の障害—自民党の体質 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB06037988
  • ISBN
    • 9784755612312
    • 9784755612329
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
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