最初の刑事 : ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件
著者
書誌事項
最初の刑事 : ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件
早川書房, 2011.5
- タイトル別名
-
The suspicions of Mr.Whicher: or, The murder at Road Hill House
最初の刑事 : ウィッチャー警部とロードヒルハウス殺人事件
- タイトル読み
-
サイショ ノ ケイジ : ウィッチャー ケイブ ト ロード・ヒル・ハウス サツジン ジケン
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注記
主要参考文献: p491-497
内容説明・目次
内容説明
1860年、ヴィクトリア朝時代の英国。6月のある朝、のどかな村にたたずむ屋敷“ロード・ヒル・ハウス”の敷地で、当主の3歳の息子が惨殺死体となって発見された。殺された子どもは施錠された屋敷内にいたはずだった。犯人は家族か、使用人か?世間が注目するなか、捜査の任についたのはジョナサン・ウィッチャー警部。1842年にスコットランド・ヤード刑事課が創設された際に最初に刑事になった8人のうちのひとりで、ずばぬけた技量を持つ敏腕刑事である。優れた推理力をはたらかせ、事件の謎に迫るウィッチャー。しかし、非協力的な遺族や、プライバシー神聖視の風潮、加熱する報道、さらには刑事への偏見もあいまって、事件は数奇な道すじをたどる—ヴィクトリア朝英国を揺るがし、後に数々の探偵小説が生まれるもととなった幼児殺害事件の驚くべき真相とは。当時の特異な世相をも迫真の筆致で描き出す圧巻のノンフィクション。サミュエル・ジョンソン賞ほか受賞作。
目次
- 第1部 死(きっとあれに違いない;恐怖と驚き;神はこれをさぐり出さずにおかれるでしょうか ほか)
- 第2部 刑事(謎の男;糸口はみな断ち切れているらしい;彼女の浅黒いほおの中で、何かが ほか)
- 第3部 解明(渇望のごとく;狂っているほうがまし;わたしの愛は変わった ほか)
「BOOKデータベース」 より