伊藤博文の青年時代 : 欧米体験から何を学んだか
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伊藤博文の青年時代 : 欧米体験から何を学んだか
(祥伝社新書, 241)
祥伝社, 2011.6
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イトウ ヒロブミ ノ セイネン ジダイ : オウベイ タイケン カラ ナニ オ マナンダカ
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参考文献: p266-267
Description and Table of Contents
Description
現代ほど、政治家の資質とは何か、真の政治家とはどうあるべきかが厳しく問われる時代はない。伊藤博文はその意味で、好個の教材である。長州の倒幕運動の業火の中で鍛えられ、若くして三回も英米欧に旅して「文明の諸相」をつぶさに見た。そして幾多の挫折を経験しながら、常に知見を磨き、時勢を見通し、しなやかに強く対応する努力を怠らなかった。戦後の伊藤博文の評価は決して芳しいものでなかったが、近年急速に再評価が進みつつある。本書は、その前半生と洋行体験に焦点をあて、当初の急進的な「暴れ馬」が、いかに現実的でバランスのとれた稀代の大政治家に成長していったかの秘密に迫るものである。
Table of Contents
- いま、なぜ伊藤博文か?
- 生涯を決めた四人との出逢い—修行時代
- 英国への密航—書生留学時代
- 四国艦隊下関砲撃、決死の和平工作—藩士奮闘時代
- 倒幕へ捨て身の蹶起—革命志士時代
- 新政府誕生、異例の大抜擢—少壮官僚時代
- 金融財政制度の調査で米国へ—調査理事官時代
- 米国かぶれのアラビア馬—大蔵省少壮官僚時代
- 岩倉使節団の旅、その得意と失意—使節団副使時代(1)
- 英国・欧州の旅、急進派から漸進主義へ—使節団副使時代(2)
- 明治六年の政変、起死回生の大逆転劇—政治家誕生時代
- 明治国家をつくった政治家
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