新潟樽きぬた : 明和義人口伝
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新潟樽きぬた : 明和義人口伝
(小学館文庫, ひ1-8)
小学館, 2011.7
- タイトル読み
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ニイガタ タルキヌタ : メイワ ギジン クデン
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注記
2007年刊の加筆修正
解説 : 縄田一男
内容説明・目次
内容説明
新潟は、北前船の寄港地として繁栄したが、不況と天候不順でそのおもかげは見る影もなかった。しかし、長岡藩は主要な財源である新潟への加重な御用金の取り立てを要求。一部の特権商人は、しかも御用金の上前をはねていた。憤る人々を収めようとした、呉服商涌井藤四郎らの努力も実らず、明和五年(一七六八年)町民は決起し、新潟は町民の手で治められることになった。わずか二ヶ月とはいえ、パリ・コミューンに先立つ百年前に行われた新潟の町民自治。この作品は、その“新潟湊騒動”の顛末を、藤四郎と彼を慕う芸妓お雪との恋模様を絡ませながら描いていく。
「BOOKデータベース」 より