人と森の物語
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書誌事項
人と森の物語
(集英社新書, 0599D)
集英社, 2011.7
- タイトル別名
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人と森の物語 : 日本人と都市林
- タイトル読み
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ヒト ト モリ ノ モノガタリ
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内容説明・目次
内容説明
日本では近年、「ふれあい」「こころ」「癒し」等の、どこか空々しいキャッチフレーズとともに、次々に新しい森が生みだされている。しかし、こうした自然回復の営みは、はるか昔から、生活の必要性と、より密接に結びついた形で試みられていた。酒田の人々は、荒涼たる沿岸の砂地に、江戸時代半ばから南北四〇キロの松林を作り上げた。ユンカーに憧れた成り上がり華族とその末裔たちは、地元の水路事業を引き継ぎ、那須野が原の砂礫地を良林に変えた—。北海道から沖縄まで列島を縦断し、土と森と人間を信頼した森づくりの実例を訪ねた、ドイツ文学者・池内紀の新境地。
目次
- 甦りの森—北海道苫小牧
- クロマツの森—山形県庄内
- 匠の森—岩手県気仙
- 鮭をよぶ森—新潟県村上
- 華族の森—栃木県那須野が原
- 王国の森—埼玉県深谷
- カミの森—東京都明治神宮
- 博物館の森—富山県宮崎
- 祈りの森—静岡県沼津
- 青春の森—長野県松本
- 庭先の森—島根県広瀬
- 銅の森—愛媛県新居浜
- 綾の森—宮崎県綾町
- やんばるの森—沖縄県北部
「BOOKデータベース」 より